こんにちは。
雨は、もう少しで抜けるのかな。
写真は、antiqueジュエリーのコーナーです。
ガラスケースの2段目には、カメオのブローチやピン留めもありますが、
今回は、モーニングジュエリーのご紹介をさせて頂きます。
こちらの指輪になります。
サイズは13号。
上下にオニキス、中心にダイヤが埋め込まれています。
本来は近親者の喪に服する期間に身に着けるジュエリーですが、
独特な美しさに、19世紀のヨーロッパでは、喪中でなくとも身に着けるのが流行したと言われています。
こちらのデザインは、指にはめてみると、十字架のような印象になります。
ここでモーニングの意味を書きます。
スペルで書くとMourning
悲しむ、喪に服するという意味をもつ「Mourm」の名詞形
モーニングジュエリーとは、亡くなった人への哀悼の意を表すために作られたアクセサリーになります。
モーニングジュエリーの始まりは、メメント・モリ・ジュエリーと言われますが、
こちらの説明は省きます。
19世紀、イギリスのヴィクトリア女王の影響を強く受け流行したモーニングジュエリー。
イギリスのみならず、ヨーロッパ各地に渡り大きな流行を起こしました。
明治以降の日本の皇室にも影響を及ぼしたと言われています。
女王が喪に服した25年間と、即位50周年の式典での「喪服の緩和令」は、
流行するジュエリーのターニングポイントになったと言えるでしょう。
19世紀終盤から20世紀初頭にかけて作られたと推測される、こちらの指輪。
どなたかの指先で新しく時を刻み始める事を願っています。
今日はお休みですが、
明日16日木曜日より通常営業いたします。
今週もご来店お待ち申し上げます。
宜しくお願い致します。
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